やっと不妊治療が保険適用に?!
菅首相になってから一気に加速した、不妊治療保険適用のお話。
少しでも、治療費が安くなればと思います😊
が、私個人的には、皆様が思い描いているような『保険適用』の形にはならないのでは😱と懸念しております💦
皆さんは保険適用と聞いて何を想像されますか??
すごく安くなりそうですよね??
今現在体外受精や顕微授精など、高度生殖医療にチャレンジされている方も、今払っている金額の3割だけ負担になるならすごく助かる😆✨
とお思いだと思います☝️😊
ですが、これは今現在の治療費の総額が「変わらなければ」の話です😅
例えば現在、1回あたりの体外受精で治療費40万を10割負担で支払っているとします。
無いとは思いますが、極端な話、来年以降?保険適用になり負担額が3割で良いとしても10割の治療費総額が100万だったら??
3割負担だと約30万です😅💦
保険適用になっても、治療費総額が上がれば3割負担でもかなりの額です☝️💦
現在、体外受精などの費用は地域によっても差があります。
保険適用になれば7割は国が負担することになるので、ここまで極端なことにはならないと思いますが💦
保険適用に☝️とは言っても、3割負担で実際どのくらいの手出しになるのかわからなければ、ヌカ喜びは出来ない気がしています😅💦
これが私の1つめの懸念です。
そしてもし保険適用になれば現行の助成金制度は無くなると思います☝️
そして2つ目☝️
費用は地域によっても差がありますと書きました。
病院によっても差があります☝️
高度生殖医療を含め、不妊治療も医療です✋
日々いろいろな機械、お薬、培養液など、どんどん新しいものが開発されています。
すべては1日でも早く良い結果を出すためです。
そして、新しいものは高いです😂😂😂💰
その分、治療費が高くなったりします😢
私自身、数年、不妊治療専門のクリニックでたくさんの事を学ばせていただきましたが、ドクターの先生を含めスタッフの方々は通院されている患者様が少しでも良い結果になるよう本当に努力されています。
この話はまたいつかブログで書きたいと思います。
きっと今担当していただいている先生方を見る目が変わるかもしれません☝️😆
もちろん、尊敬の眼差しに☝️です😁
ですが治療費が保険適用になり
全国一律になったら…
患者様の為に高額の新しい医療をどんどん取り入れている病院は困らないのでしょうか??
足並みをそろえて、一律にすることが本当に患者様の為になるのでしょうか??
もし病院的に、保険適用になる前より減収になるなら…
少し高いけど、取り入れようとしていた新しいお薬や培養液を断念するかもしれません。
ウン千万円する機械の購入も予算オーバーで先送りにするかもしれません。
個人的にはそんなことナイと信じたいです。
でもわかりません😖💦💦
患者様のために頑張っている看護師さんや培養士さんのお給料も払わなければいけません😖💦
この考えは、患者様目線ではないかもしれませんが💦
私自身、鍼灸も不妊治療が自費診療だから1人1人の患者様に時間をかけて施術することができ、そのうえで出せている結果だと思っています。
もし鍼灸も制度が何かしら変わって、1人に10分ほどしか時間をかけられないというスタイルに変えざるを得なくなったら、今と同じパフォーマンス、結果が出せるか自信がありません😅💦💦
とにかく、この保険適用の話が患者様にとっても、病院にとってもマイナスにならないよう願うのみです🙏✨
そして、3つめ☝️
保険適用になる、来年には制度を、
と言われていますが…
『全額保険適用になる』
とはひと言も言われていません😭😭😭
そう、この話、不妊治療がすべて保険適用になるわけではないと思うんです😢💦💦
生殖医療は本当に個人差があり難しいと思います。年齢もバラバラ、同じ薬を使っても卵胞の育ち具合も違う、子宮内膜症などの疾患がある人もいて、さらには旦那様の精液所見も結果を左右します😢
当院にご来院される方も、状況が似ている方はいても全く同じ治療をされている方はいません。
こういう言い方はドクターの先生に失礼かと思いますが、内科や皮膚科のようにこの症状にはこの薬!!
というワケにはいかないのです😭
(上手い言い回しが思いつきませんでした💦)
そして1人の患者様にかける時間も違います。
診察時間自体は短いですが、一周期に何度も診察し、朝早くから採卵、採れた卵の管理培養、そして移植などなど。
もちろん、患者様が帰った後には全体でカンファレンス、情報共有してより良い結果になるよう話し合ったり。
診察してお薬を処方して、また悪くなったら来てね〜
ではないのです💦
何が言いたいかというと、患者様によって治療に使うお薬などが違うので全額が保険適用とはならず一部のみになるのでは??
と考えています☝️
ただし現行では保険外診療と保険内診療は同一日には出来ないシステムなので、そこは改正されるかもしれません。
私の個人的な予想では全国の不妊治療専門病院で共通する項目については保険適用、それ以外はオプションという形で保険外の値段になるのでは??
という感じですが、今の時点では何とも言えません😂💦
共通する項目というのは、採卵や移植の施術費用、採卵周期の卵胞チェックのエコー費用、移植周期の内膜チェックのエコー費用あたりなどです☝️
詳しいことはわからないことだらけですが、
なんとなく、期待に胸を躍らせるほど良い方向に進む気がしなくて、こっそりここにいち個人の偏った独り言として書き出してみました💦
私の懸念が、来年以降、笑いとばせるくらいの杞憂であることを祈りつつ🙏
保険適用になってから治療を本格的にと考えてらっしゃる方には、人によっては保険適用になるまで待つことはオススメ出来ないとだけお伝えさせていただきます🙇
待っている間にも卵子は老化しますし、刻一刻と卵の数は減ります、旦那様の精液所見も変わるかもしれませんので😭💦
あと1年早ければ、という方々を私もたくさん診てきました😖💦💦
幸い、今年から高度生殖医療の補助金が拡充されています☝️
補助金制度拡充期間が終わって保険適用が開始してしまったら比べることは出来ませんが、『私の場合、補助金拡充期間に治療した方が得だったじゃん😭』とならなければ良いのですが🙏😖🙏😖