不育症と鍼灸…流産しないために
最近の学会より
2021年6月の不妊カウンセリング学会📝
特に鍼灸師として
脾腎陽虚証の不育症患者における凍結融解胚移植に対する鍼灸の併用効果
についての発表はとても興味深い内容でした☝️
当院でも不育症の方を含め、反復流産、習慣性流産の方々はたくさんいらっしゃいますので、とても参考になりました😊
そして鍼灸が何かしら貢献出来ているということがとても嬉しく思います☝️
が、ここで大事なのは不育症の方が鍼灸をしたことで不育症が治り妊娠したというわけではないことです☝️
不育症=脾腎陽虚証でもありません。
その方が脾腎陽虚証であり、的確な体質診断と適切な経穴(ツボ)を選穴したことによる体質改善が良い結果に結びついたのです☝️
不育症でも子宮筋腫でも子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群でも東洋医学的な体質が違えば使うべき経穴は違う場合があります☝️
(もちろん、共通して使える経穴もあります)
なので、この論文を読んで私が思うのは、
『流産を繰り返している人達にこのツボを使おう!』
ではなく、
『脾腎陽虚証の方で、この論文と似ている症状もある方々には今度からあのツボをプラスして使ってみよう!』
です。
そしてもう一つ大事なのは
鍼灸で魔法のように妊娠できるわけではありません。
鍼灸をしたから体質が変わり、
妊活や不妊治療をする上で良い結果に結びついただけです。
鍼灸で妊娠したのではなく、
鍼灸に通った皆様の努力で妊娠したのです☝️😊