妊活中にTSHが高いとどうなる?流産率・着床率への影響を徹底解説
不妊治療や妊活を始めた際の血液検査で、「TSH(甲状腺刺激ホルモン)」の値が少し高め、と指摘されることがあります。
この数値は、たとえわずかな異常であっても、妊娠のしやすさや妊娠の継続性に大きな影響を与えることが、近年の研究で明らかになってきました。
とくに、
- 排卵障害・黄体機能不全
- 着床率の低下
- 流産リスクの上昇
など、生殖機能のさまざまな段階に悪影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、TSHが妊活に与える影響を西洋医学的なエビデンスに基づいて解説し、あわせて東洋医学・鍼灸の視点から体質改善の可能性も提示します。
1. TSHとは?甲状腺ホルモンと妊娠の関係
TSH(Thyroid Stimulating Hormone)は、下垂体から分泌され、甲状腺を刺激してホルモン(T4・T3)の産生を促すホルモンです。
甲状腺ホルモン(T4・T3)は、生殖機能に以下のような重要な役割を果たします:
- 視床下部‐下垂体‐卵巣軸(HPO軸)の安定化
- 排卵の誘発、卵胞の成熟
- 子宮内膜の増殖と受容性の向上
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)の維持
- 胎盤の形成と胎児の神経発達
TSHが高いというのは、**甲状腺ホルモンの働きが不足している状態(甲状腺機能低下)**を意味しており、妊娠成立にとって非常に重要なホルモン環境の乱れを示唆します。
2. TSH高値とはどの程度?基準値と妊活での目標値
日本の一般的な健康診断では、TSHの正常範囲はおおよそ 0.5〜4.5 μIU/mL 程度とされていますが、妊活中や妊娠初期においては基準が厳しくなります。
3. TSH高値が妊活に及ぼす具体的な影響
① 排卵障害
TSHが高値になると、視床下部のGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌リズムが乱れ、
→ FSH・LHのパルス分泌が低下
→ 排卵が遅れる・起こらない(無排卵)
② 黄体機能不全と内膜不整
甲状腺ホルモンは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の安定した分泌に不可欠。
T4不足により黄体の寿命が短くなると、
- 高温期が短い
- 子宮内膜の分泌化が不十分
- 着床後の維持ができず、化学流産や初期流産に至ることも
③ 着床率の低下
甲状腺ホルモンは、着床に必要なサイトカイン・インテグリンの発現にも関与。
TSH高値=T4低下状態では内膜の受容性が低くなり、受精卵の着床率が下がると報告されています。
🔬【参考文献】
Poppe K, et al. “Thyroid dysfunction and autoimmunity in women with spontaneous abortion.” Hum Reprod Update, 2002.
④ 流産率の上昇
TSHが正常範囲内でも、「抗TPO抗体(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)」陽性の女性では流産率が2〜3倍高まるとされています。
✅ Negro R, et al. J Clin Endocrinol Metab, 2011
→ レボチロキシン投与により、抗体陽性女性の流産率が13.8% → 3.5%へ低下
4. TSH高値に対する西洋医学的な対処法
■ レボチロキシン(チラーヂンS®)補充療法
- TSHが2.5を超える場合、妊娠前でも補充療法を検討
- 抗TPO抗体陽性者では、TSH正常でも投与対象に
- 治療の目標は、TSH 0.5〜2.5 μIU/mLの維持
妊娠後はTSHが上昇しやすいため、妊娠判明後も4週ごとにホルモン値のチェックが推奨されます。
5. 鍼灸・東洋医学的アプローチ:体質から妊娠力を整える
西洋医学ではTSH高値=甲状腺機能低下症と診断され、ホルモン補充療法が中心となりますが、東洋医学ではこの状態を体のエネルギーバランスや臓腑機能の失調ととらえ、**「腎」「脾」「肝」**を中心に体質を整えていくことで、ホルモン系の自己調整力を高め、妊娠しやすい体へと導いていきます。
TSHが高い場合は、「腎のエネルギー不足+脾虚や肝の滞り」が背景にあることが多く、体質に応じて調整する必要があります。
◆ TSH高値に見られやすい体質とそのアプローチ
① 腎陽虚(じんようきょ)タイプ:冷え・基礎体温が低め・無排卵傾向
- 特徴的な症状: 手足の冷え、疲労感、むくみ、寒がり、腰痛、耳鳴り
- 妊活への影響: 黄体機能不全、高温期が短い、排卵障害
- 鍼灸の方針: 腎陽を補い体温とエネルギー代謝を上げる
▶代表的なツボ
命門・腎兪・太谿・関元・足三里・三陰交
▶漢方との併用例: 八味地黄丸・牛車腎気丸などの温補腎陽剤
② 肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプ:ストレス過多・月経不順・高プロラクチン
- 特徴的な症状: イライラ、不眠、胸の張り、月経周期の変動、PMSが強い
- 妊活への影響: 排卵の乱れ、GnRHパルスの不安定化、プロラクチン高値
- 鍼灸の方針: 肝気をめぐらせて自律神経とホルモンバランスを整える
▶代表的なツボ
太衝・肝兪・百会・内関・神門・膻中・三陰交
▶漢方との併用例: 逍遥散・加味逍遥散・柴胡加竜骨牡蛎湯など
③ 脾虚痰湿(ひきょたんしつ)タイプ:疲労・浮腫・消化機能低下・肥満傾向
- 特徴的な症状: 食欲不振または過食、軟便・浮腫、だるさ、舌に白苔
- 妊活への影響: 子宮内膜の成熟不良、ホルモン受容性の低下、BMI高値で着床しにくい
- 鍼灸の方針: 脾を補い水湿を排出し、気血を生み出す力を高める
▶代表的なツボ
足三里・中脘・陰陵泉・水分・豊隆・脾兪
▶漢方との併用例: 六君子湯・防已黄耆湯・平胃散など
TSH高値は「ホルモン異常」と片づけられがちですが、東洋医学では「体質そのものの乱れ」として全体を整えていく治療が必要だと考えます。
西洋医学の補充療法に加え、鍼灸や体質改善を併用することで、
- 排卵リズムの安定
- 着床しやすい子宮環境
- 流産しにくい体質作り
といった“根本的な妊娠力の底上げ”を目指します。
TSHの小さな変化を見逃さないことが妊娠力を守る
TSHは、単なる「甲状腺の検査数値」ではなく、女性の生殖ホルモン環境のセンサーとも言える重要な指標です。
西洋医学では上がりすぎたTSHを下げる治療をしますが、東洋医学ではなぜTSHが上がりやすいカラダなのかに着目して治療をしていきます。
TSHをただ単に下げるだけで、根本的な体を変えなければ上がっては下げるの繰り返しでいつまでもいたちごっこの状態から抜け出せません。
TSHが上がるということは身体が自分の身体でさえ維持できていないのに妊娠するなんて無理だ!とサインを出しているということです。
カラダの状態は良くないからサインを出しているのに、見て見ぬふりをして薬で表面的に正常値まで下げる…
無理やり表面上だけ薬で抑えて正常値に戻ったと本当に安心していいのでしょうか?
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