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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)って何?原因はあるの?どんな症状?

多嚢胞性卵巣症候群では、月経開始後に放出される卵胞を育てるためのホルモンに対して、通常では左右1個ずつの卵胞が反応するところ、複数の卵胞が反応してしまうため、1個1個が十分な成長ができず、排卵まで至ることができません。

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多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome、略してPCOSやPCOと呼ばれます)は、
1)月経が不順である、
2)卵巣に小さな嚢胞(卵胞)がたくさんある、
3)男性ホルモンが高くなるなどホルモン値のアンバランスがみられる、
の3つが揃うと診断されます。


定期的な排卵が起きないため、不正出血が起きたり、無月経や月経不順になったりします。
このような排卵障害のために不妊の原因にもなると言われています。

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そもそも排卵って...?

女性が思春期・生殖適齢期を迎えると、身体の成長に伴って女性ホルモンが分泌され始めて、排卵が行われるようになります。

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脳の視床下部や下垂体から指令を受けて分泌された女性ホルモンの刺激によって、卵巣内にある数十個の原始卵胞が排卵に向けて成熟を始めます。
原始卵胞は成熟に伴って徐々に大きくなっていき(原始卵胞の中にある卵子も大きくなっていきます)、一次卵胞、二次卵胞、成熟卵胞と成長します。
そして、複数育っていた原始卵胞のうち、十分に成熟した成熟卵胞のみが中にある卵子を排出します。

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そして、排出され卵巣内を漂っている卵子は卵管采(らんかんさい:卵管の先端にあるイソギンチャクのような構造をした器官)にキャッチされ、卵管へと移動していきます。
卵子が卵胞から排出され、卵管へと移動する一連の体内作用を「排卵」と呼びます。

上記のようにして卵子が作られますが、排卵に至らなかった卵胞・卵子(途中まで成熟したもの)はその後「黄体」に変化していきます。
この黄体は「黄体ホルモン(女性ホルモンの一種でプロゲステロンとも呼ばれます)」を作り出すもととなるもので、排卵周期の後半で活発に分泌されるようになります。
妊娠した際に重要となるホルモンであり、仮に妊娠に至らなかった場合には排卵後から再び月経が訪れる約2週間をかけて黄体ホルモンは減少していきます。

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多嚢胞性卵巣症候群の原因ってあるの??

十分解明されているわけではありませんが、脳下垂体から分泌されるゴナドトロピンという卵巣を刺激するホルモンと卵巣から分泌される女性ホルモンのバランスが崩れ、結果として排卵が障害されます。
欧米では男性ホルモン値が高い人、太り気味の人、血糖値が高めの人に多いと指摘されていますが、日本では必ずしもあてはまりません。

また、多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣内での男性ホルモンの分泌量が増加することが原因と考えられています。
男性ホルモンの分泌が増加するのは、血糖値を下げる“インスリン”というホルモンのはたらきが弱まるためです。
男性ホルモンは卵胞の発育を抑制する、卵巣を包む膜を厚くする作用を持つため、正常な排卵が起こりにくくなり多嚢胞性卵巣症候群を発症するとされています。
病院ではこの男性ホルモン(テストステロン)の数値が高いとデカドロンが処方されることが多いです💊
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インスリンの機能低下は高血糖状態が続くことで生じるということもあるため、結果的には多嚢胞性卵巣症候群の原因が糖分の摂り過ぎなど生活習慣にあるということもあるようです。

さらに、脳の下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)の分泌バランスが崩れてLHの分泌量が増えることにより、卵胞の成熟が遅れることも発症原因の1つとされています。


上記の通り多嚢胞性卵巣症候群の原因は複雑であり、わかっていない部分も多いですが下記のように遺伝的な要因、ホルモンバランスの乱れ、インスリン抵抗性、そして生活習慣要因が様々に組み合わさっている可能性があります💁🏻‍♀️


  1. 遺伝要因:多嚢胞性卵巣症候群は、家族内での遺伝的な傾向が示唆されています。実際、PCOSを持つ女性の姉妹や母親も同様の症状を示すことがあり、これは遺伝的な要因が関与している可能性を示唆しています。
  2. ホルモンバランスの乱れ:PCOSの主な原因の1つは、ホルモンのバランスの乱れです。特に、テストステロン(男性ホルモン)のレベルが通常よりも高く、卵巣からのエストロゲン(女性ホルモン)の生産が減少することが挙げられます。このホルモンの不均衡が、卵胞の形成と排卵の障害を引き起こします。
  3. インスリン抵抗性:PCOSの方の中には、インスリン抵抗性と呼ばれる状態にあるかたがいます。これは、インスリンの効率的な利用が妨げられ、血糖値が高くなることを意味します。インスリン抵抗性は、テストステロンの過剰な産生を刺激し、卵巣機能を阻害する可能性があります。
  4. 生活習慣要因:過体重や肥満、不健康な食事習慣、運動不足などの生活習慣がPCOSの発症リスクを高めることが示唆されています。特に、肥満はインスリン抵抗性を促進し、ホルモンバランスの乱れを悪化させる可能性があります。


実は…




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